10軒目 宮前3丁目 中編

環八を甲州街道より北上し、五日市街道を右折、しばらく行って細い道へと入っていく。一方通行が多いエリアのようだが、落ち着いた住宅街。古いものの比較的大きめなお屋敷が多いのも印象的。聞くと、一方通行が多いのは、高級住宅街の証拠なんだとか。それを聞くと悪い気はしない。

物件は、もともと大きなお屋敷があったところを解体し複数に分割するということですでに更地だった。

 

第一印象としては

・ここに一軒家とは相当なお屋敷だったのだろう(驚愕)
(あとでGoogle Mapのストリートビューでみると、確かにすごいお屋敷だった)

・目の前の道路はやや狭いけど、バックで駐車は平気かな
(やはりセットバックが必要)

だったと思う。

車の中でもらっていた資料で、分割後のどこのエリアにするか(予算的な観点で)目処をつけていたので、更地になった土地に車を入れてもらって、土の上を歩いてお目当てのエリアに。メジャーを持っていた営業マンが「この辺からこの辺りになりますね」と転がっている石を拾ってイメージしやしやすいよう印を作ってくれた。

 

家が建っていない土地だけを見るとどうしても小さく見えてしまうが、こんなものかな、と。

 

土のついたスニーカーに気をとられながら、周辺の家を見に歩く。やっぱり周囲の環境って重要だと思う。学生向けのアパートがあると、うるさそうだな、とか、団地の近くも近所付き合いで色々と苦労が多いと聞く。ごちゃっとしたアパートが数軒先にあったものの、大きめで庭も多い住宅も多く、住宅街としてそれなりの歴史があることは安心感につながった。

 

最後に気になる駅までの実際の距離を測るために西荻窪まで歩いてみた。

途中、小さい可愛らしいお店や飲食店が多いのがとても好印象だった。測ったところ、駅の下までで9分ほど。不動産屋の示す駅からの距離は確か80mを1分と表記するので、実際男性の足で歩けばこんなものなんだろう。コミュニティバスも通っているようだ。

 

環境面ではとても良い印象を持って「検討してみます」とその日は営業マンにまた自宅まで送り届けてもらった。