契約書捺印

重要事項説明のあとは契約書への捺印作業。

人生で一番たくさん判子を押すことになると思いますよ。

と事前に説明を受けていたので覚悟はしていたものの、確かに次から次へと繰り出される用紙にペッタンペッタン、半ば意味も分からないまま実印が朱肉と書類を往復する。特に自分はお屋敷跡の土地を複数のオーナーで分割された状態で購入するため、隣接する家との協定書なるもので建築基準法より少々逸脱した取り決めを交わす前提となっていた。これは恐らく独立した土地を購入するのと大きく異なる点だと思う

ここでローンの審査を銀行に投げるための申込書も書いた。複写式になっており、1枚でいくつかの銀行に申込みができるようになっている。

そう、契約は着々と進んでいたが、ローンがおりるかどうかはここまでに一度も金融機関に掛け合っていない。内見に行った際に勤務先と年収、借金の有無を一番最初の営業マンに聞かれて、返答をしていた。

それであれば、大丈夫ですよ。金利は0.6%くらいで行けると思います。

と一言もらっていただけである。

営業マンからは一番金利の安いりそな銀行と、地方銀行ながらこちらも利率の低い静岡銀行に申し込んでおきます、と言われ、この日はなぜか記念写真撮影で終わった。