住宅ローン仮審査

ローンや借金とは無縁の自分だったが、実家の自動車を僕名義で購入していたことが、少々事態を複雑にする。

 

住宅ローンの仮審査を通すのに、一度自動車ローンは清算してほしいというのが、オープンハウスからの依頼だった。正確な残高までは認識ないものの、おそらく手元資金でまかなえるだろうと考えており、一時的に全額を肩代わりする形で、親からはこれまで通り毎月のローンのようにローン会社ではなく、僕に返済してもらえれば良いだろうと考えていて、「わかりました」とオープンハウスには返答していた。問題点はどちらかというと別のところにあった。

改めて親に物件購入の意思を伝えること

である。何度か物件の下見には付き合ってもらっていたものの、本当に購入するとは思っていない節がある。少し前、オープンハウスより上がってきた本物件のメールを転送し、感想を電話できいた際、「まだそんなこと考えていたのか」と半ば呆れた返事をもらっていたからである。

とはいえ、契約書の捺印は済んでいるので、改めて電話をかけ趣旨を伝える。

バッカもーん」

と波平バリの雷が落ちた方がまだよかった。将来設計や仕事に対する姿勢など、家の購入とは直接関係しないようなことにまで話は及び、あまり親に信頼されてないのかな、と思うような言葉を浴びせられ、軽く凹む。

オープンハウスの担当さん曰く、「かなりの確率で親御さんが反対をします」とのことだったので覚悟はしていたが、我が家もやはり同じであった。ロジカルに説明したところで聴く耳なんざ持っていなかった。。

 

とはいえ、車のローンは全額親の手持ちのお金で返済を済ます、ということで話がつき、手続きまでにおよそ2週間ほど有することになった。

手元に完済証明が届いたのは、すでに年の瀬が間近に迫った12月23日ごろだったと思う。すでに事前に打診してもらっている金融機関に追加資料として提出した。

これで、何の問題もなく通れば、年末にはお金の問題は片がつく。年明けより晴れて、住宅そのものを考える楽しい時間が来るはず、だった。

 

が、実態はそう簡単ではなかった。