建ぺい率のマジック

引き続き、敷地延長のメリット、建ぺい率のマジックについて。

 

仮に100平米の土地で建ぺい率が50%だとすると、1階の面積は50平米まで家を建てられるというもの。東京都内なんかだと、せっかくの土地なのでどうしても建ぺい率ギリギリまで建てたいというのが心理だが、世田谷区や杉並区あたりの住宅街だと建ぺい率は比較的低めで50%-60%が一般的だと思う。逆に渋谷などは比較的高めで100%というのもあった。

これが旗竿地の場合は、家が建てられない「竿」部分ですでに一定の面積を占めている。四角い形をした「旗」にあたる土地でフルフルで建てたとしても(竿の長さによるのだが)、場合によって建ぺい率内に収まる事になるケースも多い。

そういう意味で土地をフルに有効活用できているような錯覚に陥るのが、ここでいう「建ぺい率のマジック」。我ながら良い命名。

実際自分の場合は、建ぺい率50%の土地なのだが、着地した建ぺい率を見ると45.95%とギリギリまで頑張ってこの結果で、規定50%に対して4%ほど余裕を残している。裏を返すとその分、竿部分が長いということになるのだが。。ある意味踏ん切りがつきやすい。