最初にやったことと内見1軒目

最初にやったのは相場観の調査。

 

スウモやアットホームといったサイトで条件を入れて検索。こだわり条件は

・所有権

・駅からの距離

・駐車場

・延べ床面積

に「住みたいエリア」で検索をかけ、相場観を知る。自分の場合、駅徒歩10分以内で、新築・中古関係なく環七から環八の間で検索。割安だな、と思うのは接道2m以下の再建築不可物件で、やはり相応の相場が存在していることを知る。掘り出し物はまずないといってよいと思う。

ただ、一般に築10年経つと、建物の価値はほぼなくなると言われていることを本を読みかじって知っていたので、1)新築よりは安く見えたこと 2)新築で想定予算内だとペンシル住宅(※)くらいしか出てこないことから、当初は中古物件をよく見に行っていた。

最初に見学に行った物件は、

京王線八幡山徒歩8分の上高井戸の住宅街

・土地100平米

・建物110.29平米

・築18年

・5,480万円

の物件だった。初めてだったから全く気がつかなかったけど、建ぺい率と容積率というのを知っていれば、低層の住宅街にあって、土地と建物のこのバランスは本来ありえない。実際にこのエリアは建ぺい率40%で容積率80%の地域だった。建物は土地に対して80%分しか建てられない=80平米であるべきところ、約30平米オーバー。つまり違法建築であるということだった。

 

実際には、おそらくロフト的な扱いであったであろう3階部分を、固定階段で完全に3階の部屋として改築していた。この違法性により一般の大手金融機関の提供する低金利住宅ローンはおりにくいとされていることもあったが、住宅の建っている環境があまり気に入らず、一度内見をさせていただいた限りで早々に断念。

ただ、一度中古住宅を見た事でさほど抵抗感がなくなり、ここから気になったら見にいくという住宅探しスタイルがスタートした。

 

*ペンシル住宅:鉛筆のように狭い土地に立ち、縦に細長い住宅。通常30平米程度の土地に3階建で80平米〜90平米程度の家を立てている。