建築確認申請 事件勃発 前編

工務店の助言と妹の助言を受け、建築確認申請用の書類に最終の希望出しをしたのが3月17日。ここから書類が手直しされて、提出となる。実際に最終的な形で受け取ったのは3月27日だった。ここでも修正が確認できたので、即日「OKです、何卒よろしくお願いします」とメールしている。

3週間から一ヶ月ほどかかると聞いていたので、この時期は何もしなくていいかというとそうでもない。並行して水回りや建材を決めていたのがちょうどこの時期。僕はメーカーのショールームに出向くことに週末休みのいずれかを奪われていた。

僕はこのショールーム巡りには、自主的に図面を持って行っていた。時にはiPadに入れ、時にはプリントアウトしたものをカバンに潜ませ、実際の図面を見ながらイメージを膨らませたかったからだ。

そして「それ」に気づいたのは汐留のパナソニックのショールームで玄関ドアやサッシを見ていた時だと思う。

リビング・ダイニングはもともと10.47畳ほど確保していて、キッチンと合わせると約16畳になる予定だった。が、パナソニックのショールームでキッチンのサイズを考えていて、ふと図面に目を落としたときにリビング・ダイニングに8.3という数字が入っている。

気にはなったものの、この時はそれほど大事に捉えていなかった。