建築確認申請 事件勃発 中編

建築確認申請書は3月末には、その手の機関に申請されている。それが役所なのかどうかはわからないが、許可が下りるのを待っているという時期に、僕はお風呂などを決めるためにパナソニックのショールームにいた。

そこでたまたま目にした間取り図のリビング・ダイニングに書かれた8.3という文字。

2月から3月に何度も間取りの話をしてきて、ついこの前までは10.47という文字があったと思う。なので、この時は全く信じていなかった。「煙感」といった文字とともに四角囲みが新たに図面に追加されているのに気付き「きっと新たに記載されていた煙検知器の届く範囲を示しただけだろう」と楽観的に見ていた。

念のため、家に戻ってから工務店にメール。ただ、この時はパナソニックのユニットバスやキッチンの仕様希望を伝えるのが主目的で、「ついでに」といった感じで以下のようなメールを送っていた。

「また別件でご確認までにですが、提出図面にあります各部屋に記載の広さ(例えばリビングダイニングは8.3)は煙感装置の届くエリアであって、実際の居室の広さではないとの認識でよろしいでしょうか?今日、ショールームで図面を見ていてふと気になりました。。」

実際、工務店からの返信にはこの件に関してのコメントがなく、やはりパナソニックの件に終始していたので、取るに足る事でもないのだな、としばらく気にしない日が続いた。